多発性嚢胞腎が原疾患で透析に入って24年です。

by マーゴ

<   2008年 04月 ( 9 )   > この月の画像一覧

午後には、国会で強行採決されるのだ。
私も昨夜給油に走った。
私は運転しないけれども、世の中の流れにすんなり流された。
同居人は、こういう流れに逆らう人だけれど。
ワアワア説得して、一応セルフサ−ビスのガソリンスタンドに行った。
休日なのに、時間延長して営業していたけれど、
長蛇の列ではなかった。
同居人はガソリンは値上がりしないと、なぜか楽観視している。
民主党に期待しているんやろか????

自民党は、こんな恥ずかしいことを、堂々とするなんて
狂っている(使用禁止用語)もとい、異常だ。とぞ思ふ。

道路族の巨魁として古賀誠、二階俊博が有名だけど、
道路は自民党の生命線で、道路がなければ、自民党が存在しないらしい。
で、なりふりかまわず道路財源を確保しなければならないのだ。
しかし、いつまでも道路にしがみついている
自民党政治は終焉を迎えようとしているのだ、と期待したい。
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by noblesse_oblige7 | 2008-04-30 11:31 | 緊急報告 | Comments(6)

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長野の聖火リレーは終了した。中国国旗ばかり目立って、気分悪い。
で、抗議したくて国境なき記者団の手錠の五輪マークを。

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ついでに、反中国ということでチベットステッカーを。
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by noblesse_oblige7 | 2008-04-27 13:21 | 抗議 | Comments(10)

棄民制度!?

■後期高齢者医療制度という棄民制度、
 厚労省の大嘘

目次: トップ、証拠書類、迫害の内容、 リハビリの入り口で遮断、 長寿医療制度という言葉考、感想、結論、ナチスと後期高齢者医療制度

というサイトがありました。記名なしですが、医師の書かれたものです。
3/18からアップロードされています。

後期高齢者だけでなく、障害者も含まれています。
後期高齢者医療制度は大騒ぎになってますが、
障害者自立支援法は障害者の数が少ないのか、声が小さかったのか
余りマスコミが取り上げませんでした。
共にコイズミの悪政です。

3、4年前、あるドクターから、最近の若い医者は
文句の多い患者は棄患するから、言葉遣いに気をつけるようにと、
注意されました。
入院しなければいけない切羽詰まった状態のときに言われると
そんなことがあるんかいなと、気弱になります。
もしかしたら、ご本人がそんなしてはるのかと疑いました。

障害者は医者から捨てられ、国から捨てられ
小さく、ちいさくなって生きていかなければならないなんて
理不尽だ、不条理だ。とぞ思ふ。

▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼以下コピペ▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

 リハビリ棄民政策は堂々と3月5日の官報に掲載されてました。
そもそも、リハビリテーションを必要とする患者さんを
「入り口」で切り捨てるという厚労省の政策は
2007年の10月から予測されてたことなので、
その頃から心の準備をし、撤回させるための
行動はすでに実施してきました。
 2008年2月13日の中医協答申を熟読したときに、
私は初めて「後期高齢者特定入院基本料」
という不気味な用語を発見。
「後期高齢者特定入院基本料」がいかなるものかの
記載が全くないため、不吉な予感を募らせました。
その意味は3月5日の厚生労働省告知(官報)・通知においてとうとう明らかに。
予想をはるかに超えた冷酷無比な内容であることを知り、
私はほんとに戦慄しました。
 中医協の方々には秘されていたのではないでしょうか。
もし、中医協のメンバーに知らされていたら、
決して承認されたなかったと確信します。
もしそうならば、厚労省は中医協の方々を裏切った、
あるいは騙したことになります。
 厚労省はパンフレット等において
後期高齢者医療制度により患者さんが受ける
医療の内容が変わることはないと幾度も幾度も宣伝してきました。
行政庁がここまで明々白々な嘘をついたことが、
これまであるでしょうか。
しかも、その嘘たるやよほど不注意な方でない限り
直ちに見抜ける単純なものです。
厚労省が統計処理等においてこれまで
幾度も幾度も嘘をついてきたことは、関係者には周知のことですが、
このような堂々とした虚言をなしたとは、
驚くほかありません。後期高齢者医療制度の宣伝をする部門と、
後期高齢者に「ふさわしい」診療報酬体系を案出する部門が別々で、
後者の部署は前者に一切知らせなかったというのが
真実なのかも知れません。
事実はどうあれ、これは大事件・スキャンダルというべき事態。
すでに私は報道関係者に情報を提供しました。
それ以前の2月28日に、野党は後期高齢者医療制度の
廃止法案を衆院に提出してます。

▼証拠書類

*『高齢者の医療の確保に関する法律』の「第4章 後期高齢者医療制度」(抜粋)
*平成20年3月5日付官報(号外 第43号)
*診療報酬の算定方法を定める件(厚労省告示第五九号) ……… p4
*基本診療料の施設基準等を定める件(同六二) ……… p273
*厚生労働大臣の定める入院患者数の基準及び医師等の員数の基準並びに入院基本料の算定方法の一部を改正する件(同七八) ……… p320
*厚生労働大臣の定める診療報酬の算定方法に規定する回数を超えて受けた診療の一部を改正する件(同七九) ……… p320
*平成20年度診療報酬改定に係る通知等について
*【局長通知】 「診療報酬の算定方法を定める件」等について 保発第0305001号
*【課長通知】 診療報酬の算定方法の制定等に伴う実施上の留意事項について 保医発第0305001号
 基本診療料の施設基準等及びその届出に関する手続きの取扱いについて 保医発第0305002号
*【照会先】 厚生労働省保険局医療課企画法令第1係 
 代表 03−5253−1111(内線3288)


▼後期高齢者に対する迫害(棄民政策)の内容
まず強調せねばならないことは、
後期高齢者は75才以上の方々だけではないということ。
2008年3月31日までに、身体障害者認定の撤回を
市町村に自ら申し出ない限り、
65〜74才の身体障害者(1〜3級: 肢体不自由、
視力障害、ペースメーカー植え込み、重症の呼吸器疾患等)は、
本人への説明も同意もなく、
広域連合によって強制的に後期高齢者医療制度に組み込まれます。
私が調べた限りでは、65〜74才の身体障害者に対して
後期高齢者医療制度への強制加入により
現実にどうなるのかを知らせる広報活動は皆無です。
65〜74才の身体障害者が後期高齢者医療制度に
強制加入されられることのデメリットは次のとおり。

1.それまでは被扶養者のため保険料は免除であった方は、4月1日から保険料を支払わねばならなくなる(年金から天引き)
2.身体障害者手帳を持っている方は、保険料未払いであっても、被保険者証が取り上げられて資格証明書を発行されることはなかったが、後期高齢者医療制度に組み込まれると、保険料を一年間滞納すると広域連合は被保険証を取り上げ、資格証明書を発行する(法律で広域連合に義務付けられている!)
3.資格証明書が発行されると医療費負担は10割となり、後で戻る金額は滞納分を差し引いたもの
4.下記に示すように救急病院に入院した時に、棄民扱いされるようになる
身体障害者認定の撤回を役所に申し入れることで、65〜74才の身体障害者は後期高齢者医療制度から逃げることができますが、身体障害者手帳を返上すると、保険料を滞納することによる被保険者証取り上げ・資格証明書発行を避けられません。つまり65〜74才の身体障害者には逃げ道がないのです。障害者手帳を返上することのデメリットはもちろん以下のようなこと。

1.病気や怪我で病院に入院した時に窓口自己負担無しであったのが、1割〜3割負担になる
2.タクシー券など、交通機関利用の優遇措置を失う
3.税金などの減免措置を失う
65〜74才の身体障害者が身体障害者手帳を返上して、後期高齢者医療制度への加入を回避したその後で、「後期高齢者医療制度に組み込まれてもいいから、身体障害者手帳はあった方がいい」と思い直したらどうしたらいいでしょうか。市長村に「身体障害者手帳を返してくれ」と求めても、それは不可能に違いありません。また最初から、障害認定の書類を役所からもらい、医療機関を受診して資格を持つ医師に書類作成を依頼せねばならないでしょう。
現在判明している、後期高齢者に対する入院医療における迫害を、3月5日の厚労省告示・通知から列挙します。

*A100 一般病棟入院基本料(号外第43号 p7)
*7対1入院基本料 1,555点
*10対1入院基本料 1,300点
*13対1入院基本料 1,092点
*15対1入院基本料 954点
*注4 特定患者(高齢者医療確保法の規定により療養の給付をうける者[以下「後期高齢者」という。]であって、棟外病棟に90日を超えて入院する患者[別に厚生労働大臣が定める状態等にあるものを除く。]をいう。以下この表において同じ。)に該当するもの(第3節の特定入院料を算定する患者を除く。)については、後期高齢者特定入院基本料として928点を算定する。
*注5 注4に規定する後期高齢者特定入院基本料を算定する患者に対して行った第3部検査、第5部投薬、第6部注射及び第13部病理診断並びに第4部画像診断及び第9部処置のうち別に厚生労働大臣が定める画像診断及び処置の費用は所定点数に含まれる

要するに、薬、検査、処置などに保険からは一円も出さない。
病院の負担でしろということ
*「抗癌剤、癌による痛み等を緩和するための医療用麻薬、腹膜潅流などを受けている腎性貧血に対するエリスロポイエチン等」の制限(号外第43号 p289)
*後期高齢者が療養病棟に入院している場合は、それらの薬剤に対しては保険から例外的に払われると明記されている。一般の常識ある方は、これが厚労省の偽装・欺瞞であることを見抜けないと考えられるため、欺瞞・偽装工作である理由を提示する。
1.そもそも、療養病棟に入院している患者さんについての薬代、検査代などについては、保険から一円も払われない
2.療養病棟というところは医師が一人で何十人(30〜50人程度)もの患者を担当している
3.療養病棟には癌治療や癌の疼痛治療の専門家である医師など普通はいない
4.そもそも、療養病棟は癌で治療中の患者さんの入院を受けいれない
5.そもそも、療養病棟は癌で治療中の患者さんはおろか、癌による痛みの治療が必要な患者さんを受け入れない(例外的なことはあり)
6.療養病棟は癌の治療が終了後の痛みがない患者さんですら、癌という病名があるだけで「お断り」することが多い
7.以上のことから結論:
厚労省が「療養病棟入院者であっても、癌の治療には特別にお金を出すよ」と規定していることの実効性はほとんど皆無
*後期高齢者が一般病棟に入院していると、91日目からは、それらの薬剤(癌の治療や痛みをやわらげる薬)に対して一円も保険から払わない!!
*後期高齢者の救急病院での入院が長期化する主要な理由を以下に示す
1.脳卒中により手足が不自由になったため自宅に家族がひきとれない: リハビリ病院はなかなか高齢の方を入院させてくれない
2.脳卒中が原因で入院したのでないが、胆石などの治療中に認知症が悪化(あるいは出現)したために自宅ではみていけなくなった: 認知症の患者は老人保健施設・療養病院は大多数から門前払いされ、受け入れOKとはなっても数ヶ月の待ち期間
3.そもそも、療養病棟は厚生労働省の政策でどんどん減じているために行き先は少なくなるばかり
*一般病棟入院91日目から、後期高齢者特定入院基本料の対象になった方は一般病院の平均在院日数の計算対象から除外されないため、救急病院にとってのもう一つの意味での重荷となる
1.厚労省が決めた平均在院日数という数値目標を超えてしまった病棟については、全入院患者に関する一日あたりの支払いが減額される
2.入院から90日を超えても後期高齢者入院基本料算定者という棄民にされることから逃れられる除外規定があり、これらの規定に当てはまると平均在院日数の計算対象から除外されるのではあるが....
*別表第四 厚生労働大臣が定める状態等にある患者(号外第43号 p288)
*その三 重度の肢体不自由者(脳卒中の後遺症の患者及び認知症の患者を除く)、脊髄損傷等の重度障害者(脳卒中の後遺症の患者及び認知症の患者を除く)、重度の意識障害者、筋ジストロフィー患者及び難病患者等
*御丁寧にも、いえいえ、無慈悲にも、「重度の肢体不自由」の原因として間違いなく最多である脳卒中後遺症と、「歩行はできても自宅に退院できない原因」としておそらく最多(転院先が見つからない!)の認知症がこの除外規定から除外されている!!!


▽リハビリの入口で遮断される人々の多くは後期高齢者
 特別に悲惨なのは、脳卒中や骨折で救急病院に入院したリハビリを必要する後期高齢者(65〜74才の身体障害者を含む)。もともとそのような方々は、重症が多く、しかもより若い方々よりもリハビリによる回復は小さく、更に不幸なこと認知症や高次脳機能障害を合併していることが多いため、回復期リハビリテーション病棟はそのような方々を敬遠しがちでした(私が勤務する病院はそうではありません!)。

新年度からの回復期リハビリテーション病棟(病院)は
居宅等退院率6割以上を達成しないと、
厚生労働省により厳罰に処せられます。
したがって、病院が倒産することを回避するために、
後期高齢者の入院制限を強化する
回復期リハビリ病院が増加することは引けられません。
後期高齢者がリハビリに挑戦できるチャンスは更に小さくなります。
救急病院からはお荷物にされるし、
回復期リハビリ病棟からは「リハビリの適応がない」と断られるしと、
踏んだりけったりの悲惨な状況に陥る後期高齢者が
増加することは間違いありません。
もちろん、厚生労働省は意図してそのような政策を実施すると決断しました。

▽新規の障害者認定が全国で減少(厚労省の狙いの一つか)

リハビリテーションを入口で遮断された方々(障害者手帳を持たない人々)は、
例外を除いて身体障害者の認定をされないことも悲惨です。
厚労省がリハビリ棄民・後期高齢者制度を4月1日から
強行(凶行)する目的の一つに、
新規の障害者認定数の減少があることを私は私はうたがいません。
障害認定の数が減じると、
公的支出が削減されるので厚労省は大喜びでしょう。

回復期リハビリ病棟から「リハビリの適応でない」と断られても、
救急病院を生き延びて療養病院に転院すると、
障害認定の書類を申請しても「うちの病院では書けない」と
断られるのが普通です。
それ以前に、障害者認定は申請主義ですから、
ほとんどの家族はそのような制度のことを知りません。
たとえ知り、頼んでも断られたら、
外来リハビリをしている別の病院に頼む他ありません。
しかし、他の病院の外来を車椅子で1回受診して、
その場で障害認定の書類を書いてくれるところなど聞いたことがありません。

■長寿(にならないための)医療制度!!
 私は「長寿医療制度」の名称変更を新聞でしり、ほっとしました。
これで福田内閣が予定よりも早期に倒れることが明確になったと判断されるからです。福田さんはのっぺりした 無内容の人ですが、
一応は政治家なので政治情勢の判断くらいはできる人だと私は勘違いしてました。
 この名称変更はおそらく公明党や自民党の政治感覚を
有する方々との相談なしで決定されたのでしょう。
この変更は決定的なミスであり、
我々にとっては天啓だと思います。 
後期高齢者医療制度の本質は、
後期高齢者一人当たりへの公的なお金を極限まで削減するためのものであり、
そのことは「医療費適正化」という表現で明確に規定されてます。
今年度からの診療報酬改定の重要目標は、
後期高齢者を救急病院からは
90日未満で追い出し(わざわざ認知症と脳卒中のために
行き先がない人を救急病院のお荷物化する規定を新設)、
偽装された「質の評価」により回復期リハビリのチャンスを制限し、
障害者手帳をもらえる確率を少なくし、
総じて後期高齢者一人あたりの医療費を削減し、
早期死亡をもたらし、障害の固定化をうながすとものと断定せざるをえません。
 一言で言うと、お年寄りが長生きしないための制度であり診療報酬です。
 「長寿医療制度」という呼称は実に適切であります。
「長寿を防止するための医療制度」を略したらそうなりますから。
「長寿すると金がかかるのでお年寄りには早死にしてほしい」
という厚生労働省の人間観について、
私は行政的大量殺戮とか迫害というきつい言葉を用いざるを得ません。
 65〜74才の障害者は、本人が障害者手帳の撤回を
市長村に申し出ない限りは、「長寿医療制度」に強制加入させられます。
正常な市民の感覚では65〜74 才の方は「長寿」ではありません。
もちろん65〜74才の障害者が後期高齢者というこれまでの呼称も論外ですが、
更に悪いと思います(そもそも高齢者の定義は65才以降ですから)。
65〜 74才の障害者は「悪い生活習慣のためにそうなったのだから、
長寿をまっとうしないよう、早く死ぬように」との目的で、
長寿医療制度に強制加入させるということが本質。
65〜74才の障害者の中には、生まれつきの視力障害の方などももちろんおります。
そのような方々は、親が悪いということなのでしょう。
 福田さんは一両日中に致命的な失敗に気づくことでしょう。
撤回したくなること間違いないと思います。
撤回したら内閣はただちに倒れる寸前となることでしょうし、
撤回しないならしないで厳しい状況になることでしょう。
福田さんとしたら、撤回しない方が延命にはなると思います。
ですから、野党がしっかりと準備する時間をかせぐために、
撤回しない方が、この国の医療がまともな方向になるので良いと思い、
そのように期待します。

記:2008年4月14日

▼感想
 厚労省が宣伝してきた後期高齢者に「ふさわしい」
医療の現実が明らかになり、その内容のスキャンダラスなことに
あきれ果てました。ここまで破廉恥な内容だと、
白紙撤回に追い込むのは余りにも容易です。
こんな政策が白紙撤回されないとしたら日本国はおしまいです。
 厚労省はいつものように欺瞞・偽装を積み重ねてきましたが、
例年のように直前に公開することにより、
市民・患者らはあきらめると確信したのでしょう。
医療への公的支出削減原理主義という病は年々悪化してましたが、
とうとう厚労省官僚の現実感覚(政治感覚)を麻痺させるほどまでに増悪したのです。
 厚労省官僚の医療への公的支出削減原理主義はそれ自体が反人間的なものですが、
病気ですから同情の余地はあります。
小泉政権は1983年頃からの病気の悪化を加速されました。
同情の余地が皆無なのは厚労省官僚の人間観です。

*生活習慣病は「悪い」生活習慣が原因なのであるから、個人の罪である
*「悪い」生活習慣を継続した結果として、
65才から74才において脳卒中、心臓病、呼吸器疾患等を発病して
身体障害者になったらのだから、それは自業自得である
*「悪い」生活習慣のために身体障害者になったのだから、
そのような者に対する医療費は基本的に無駄である
*そのような身体障害者は「後期高齢者医療制度」という姥捨山制度に
強制加入させられて当然である
 このような人間観は現場の医療をまったく知らないことから来るものなので
「少しは同情できる」でしょうか。
いいえです。なぜならば現場の医療など知らなくても、
高血圧、脂質異常症などの「生活習慣病」は、
「良い生活習慣」を続けた方にも発生することが医学の常識だからです。
「生活習慣病」の原因が遺伝的な体質という他ないことがとても多いことは、
文献を読んだらわかります。

▽ヒトラーと厚労省官僚の人間観は性質的に同一なり
 外来診療をしている医師はおそらく一人残らず
「生活習慣の改善」が極めて困難であることを知っています。
「生活習慣の改善」を効果的に行う唯一の手段は
アメとムチ(脅迫)による全体主義支配。
 「良い」生活習慣を一般市民に「強制」できたのは歴史上において、
ヒトラーの国家社会主義政権のみでした。
更に、ヒトラーは人々の精神の内容を「変革」しようとし、
事実かなり成功しました。
ヒトラーは、精神障害者や遺伝病の方々を安楽死させ、
ユダヤ人、ジプシー、社会主義者、聖職者などの「抵抗勢力」、
「寄生虫」ないし「イデオロギー上の敵」を大量虐殺しました。
 ヒトラーは医療費削減のためにそうしたわけではありませんが、
厚労省の「医療費適正化原理主義」と
ヒトラーの人間観は同一といわざるをえません。
人間を道具、あるいは「対象」として、マクロ的な数値だけみているのです。

▼結論
 既に複数の報道機関は「後期高齢者医療制度」ないし
「回復期リハビリに関する棄民政策」に関する取材・調査を始めています。
3月5日の官報号外・通知で公開された後期高齢者に「ふさわしい」
診療報酬体系の内容が迫害政策であること、
さらに厚生労働省の大嘘が天下に周知されることになります。
厚労省にはもはや言い逃れの余地はなくなりました。
  「リハビリの入り口で遮断する政策」、「長期リハビリを必要とする
患者のリハビリを一ヶ月に4時間20分しか認めない政策」、
そして「後期高齢者医療制度」の3つは、
厚労省が公的医療支出削減のみを目的として意図的に
組み合わせたものだと断言します。
したがって、この3つを一挙に粉砕し、
そのような政策が二度となされないように根絶しなければなりません。
   私は確信しています。

1.自民党・公明党は後期高齢者医療制度廃止法案に賛成せざるを得なくなる
2.もしも、自民党・公明党が後期高齢者医療制度廃止法案に反対投票をしたら、
次期衆議院選挙での大敗北は避けられない
3.「リハビリを必要とする患者を入り口で切り捨てる政策」、
および「長期のリハビリを必要とする患者さんに対して月に
4時間20分しかリハビリを認めない政策」、
この二つに関しても国会議員と報道機関の注目が集まるようになることであろう
4.新年度診療報酬におけるリハビリ関連の改定項目は、
夏までには白紙撤回されることになる
もちろん、そのようになるために、私は日々できることをしていきます。
全国の有志が厚労省の迫害政策・棄民政策を根絶するために
立ち上がることを信じて疑いません。

■ナチスドイツ(ヒトラー)と後期高齢者医療制度

From 2008/4/15
googleで「ナチス 後期高齢者」で検索したところ驚くほどたくさんヒットしました。代表的なところを紹介いたします。
年月日内容
2007/10/16後期高齢者高齢者医療制度の中止撤回を求める宣伝スポット原稿: 中央社会保障推進協議会
 こんな早い時期にナチスドイツと同様の政策だと看破していたことに敬服!
2008/4/5[暴政]【改定版】冷血小泉の狂想が生んだ後期高齢者制度(ナチス・ガス室まがいシスム): toxandoria様のブログ。プロフィールによると「定年でサラリーマンの足を洗ったことをチャンスに、青年時代のような批判精神を呼び戻せたらと願っています」と。必見。
2007/4/3「後期高齢者医療制度」という国民皆見放し制度: 『保坂展人のどこどこ日記』より
2007/4/22ちゃんねるの後期高齢者医療制度について語るスレ 4: 
2008/1/28http://union-milme.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/post_982e.html: 『みるめ君の労働相談箱』より
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▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼コピペおわり▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
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by noblesse_oblige7 | 2008-04-27 12:36 | 緊急報告 | Comments(4)
昨日から降り続いている、鬱陶しい雨。
PTAの予約日だから、なおにうっとうしい。
もしかしたら、雨はやんでいるかなと予測したけれど、はずれた。
傘をさして家を出て、大阪へと向かった。
地下鉄・南森町の出口では一層強い雨になっていた。
トボトボ歩いて、予定時刻の9時半に着いた。
なんと、雨にもかかわらず、
待ち合い室にシャントトラブルのある人が溢れている。
今日は、雨だから、少ないのではとの予測は、またはずれ。
PTAは10時50分の予定も外れて、10時開始。一番目になった。
一番目の人は、血流が良かったので中止になったらしい。
私のシャントエコーは血流610ml/min. 結構良いのだ。
この数字は、吻合部の横に新しい静脈の血管ができていて、
音も良いし、血流も良いのだが、騙されてはいけない。
吻合部の血管は1.7mmの極細。

中村院長は、前回は7mmのバルーンで痛かったやろから
今回は6mmにするって。

前回(1/31) 前480ml/min 後560ml/min
拡張後の数字が低過ぎると中村院長に文句を言ったら、
直後より時間がたったら、もっと拡張すると、
なだめられて家路についた。

今回(4/24) 前610ml/min  後850ml/min
拡張前の数字が前回のより大きいのは、
院長の仰有った通りに拡張したのだろう。
今日は、丁寧に拡張しといたよ、とのこと。
「いつもは雑いのかいな?」とは言ってません。
今回は拡張後の血流は一応満足出来る値ではあるけれど、
1000以上は欲しいところだ。
だって、すぐ狭窄が始まるのだから。

今回は、いつもなら吻合部の拡張部に
多少の痛みを感じながら帰途につくけれど、
痛みの不快感がなくて、気分爽快で帰途についた。

天気も快晴になっていた。
私の最寄り駅では、ピンクとホワイトの花水木が楚々と咲き、
藤棚の藤の花が芳香を放ち、7色の可憐なバンジ−が風に揺れていた。

いよいよ、風薫る五月、花々が咲き乱れる麗しい季節の到来です。
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by noblesse_oblige7 | 2008-04-24 16:53 | PTA(風船による血管拡張術 | Comments(7)
聖火リレーがトラブル続き。
中国側としては想定内のことだろうな。
中国内では、シラ〜として、聖火リレーが順調に行われていると
報道しているのだから。
政治とスポ−ツとは分離して考えるべきだとの正論があるが、
経済とスポーツはどうなっているの?
経済的に急成長中の中国との貿易を断つ訳にも行かないから、
各国とも悩ましい。
各国の首脳のなかでも、ヨ−ロッパ勢は
開会式に不参加の表明をしている。
これまで、オリンピックの開会式に首脳たちが参加していたことを
知らなかった。お粗末なことで・・・・
選ばれた選手達の殆どは、政治とは無関係だから
参加したいだろうけれど、参加しない人が増えてくれたら
個人的には嬉しい。
中国としては国威発揚のまたとないチャンス。
しかし、中国という国のいかがわしさも同時に、
世界に発信されることになる。
このことは、想定外に違いない。
どんなことが起きるのか、生暖かい期待感をもって待っていよう。
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by noblesse_oblige7 | 2008-04-13 22:36 | etc.etc. | Comments(21)
カ−ボスタ−透析になって
まぁ、ざっと3ヶ月以上は過ぎた。
体調は良好と言うか、普通の透析者なら喜ぶべき、とぞ思ふれど、
私には、かなわんのである。
太って太って。。。。。。
コウコウリツの透析をしてもらっているから、
カリウムの補給に濃縮プラムエキスをワンスプーン、ト−ストに塗ったり
お湯に溶いて飲んだり、ドライプル−ンを毎朝6コ食べて、透析ちうも
6コ食べている。日常的にはバナナも一本。他にカリウムの多そうな野菜。
リンの心配もなく、水分以外の制限はない。
お腹の流通も超快調。お陰でいつも腹減った状態。
文句言うのは罰当たりかも。
血液ちうにはクエン酸が残留しているのに
世に言うクエン酸ダイエットなんて完全に嘘だね。

願わくは、2Lのミネラルウォーターを
ラッパ飲みでいっき飲みしたい。
それほどに水分に餓えている。
当然、常に乾燥体重でもある。
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by noblesse_oblige7 | 2008-04-10 00:05 | カーボスター・クエン酸 | Comments(6)

肝嚢胞 (3)

Q:東原先生が新聞紙上に発表された研究成果について
お伺いしたいのですが。
東原:スライドがあったのですが
   説明のお時間をいただけると思わなかったので
持って来ませんでした。
   PPARと言うのは蛋白の一種で、
   身体の中の炎症過程の核心的なものを担っているらしいのです。
   PPARは遺伝子をノックアウトする等細胞内の操作ができます。
   前立腺癌などでも示されていますが、
   PPARの作用を抑えているとを癌が増殖します。
   逆にPPARの活性をを高める薬は癌細胞の発育を
   抑制することが判っています。
   多発性嚢胞腎の進展も癌と似たところがあります。
   簡単に述べますと、誰でも父と母からもらった遺伝子が
   1本ずつあります。
   多発性嚢胞腎(PKD)患者さんでは、
   2本の遺伝子のどちらか1本に生まれつきどちらか一方に
   生まれながらにして異変があります。
   もう一本は正常な遺伝子です。
   その腎臓の一個の細胞の遺伝子の一本が正常で、
   もう一本が異常だとしますと、
   その腎臓の細胞がPKDになるかといいますとならないと
考えられています。
   これまでの研究結果では、
   PKDでは、一個の腎臓細胞の正常な遺伝子のところに傷がつくと
   その1個の細胞が嚢胞化していくわけです。
   それは癌の発生と非常によく似ています。
   癌も細胞内にある遺伝子の一個だけ傷がついてもならないわけです。
   もう1方の遺伝子に傷がつくと癌化が始まります。
   尚かつ、傷のついた遺伝子部位が細胞増殖に
   関係するような蛋白をコードする部位であることが必要です。
   以上が癌とPKDが似ているという内容です。
   PPARを元気づける薬があります。
   これは武田薬品と三共薬品が薬を作ったのですが
   三共薬品の方は肝障害が起きて市場に出た後で
製造中止になりましたが、
   武田薬品の方は(薬品名=アクトス)
   今のところ大きな副作用が認められていません。
   これは糖尿病のインシュリンの感受性を良くする薬だそうです。
   この薬をPKDのねずみに投与したら
嚢胞の発生をかなり抑えられました。
   嚢胞の発生を抑えられる薬は他にも抗癌剤のタキソールがありますが、
   マウスでは成功したがラットでは成功しませんでした。
   他に大豆製品なども良いと言う動物実験の報告があります。
   アクトスという薬が食事以外にもっと強力に効くかもしれないと
   動物実験では推測されます。
   そういう研究も武田薬品の了解を得て、
   倫理的な配慮も倫理委員会で通ったらやっていきたいと思っています。
   その時にも患者さんの会とタイアップしたらスムーズに
   済むかと考えます。
  【その後の検討でアクトスを使用する計画は実現できませんでした。
   代わりに高脂血症治療薬として市販されている
   EPA(青みの魚の成分でエイコサペント酸、製品名エパデール、持田製薬
   使用して研究を行うことになりました。
   この研究の趣旨と内容は、
   2003年5月11日杏林大学で行われた
   PKDの会で、奴田原紀久雄助教授から説明を致しました。】

Q:嚢胞は腎臓の血管につながって風船のように腫れていますが、
  嚢胞はどの部分の血管にできているのですか。
尿細管や糸球体にできなければ腎機能は
嚢胞があっても衰えないのですか。
東原:嚢胞は血管にできるのではありません。尿細管にできます。
尿細管細胞内の核の正常な遺伝子に傷がつくと、
その細胞が嚢胞化し増殖します。
正常な尿細管は尿(尿細管液)を内から外に向かって転送しますが、
嚢胞化した尿細管は溶液の転送が逆転しており、
外から内へ分泌するので嚢胞は膨らんできます。
また、嚢胞壁の細胞の数も増えていきます。
Q:透析を始めると腎臓は萎縮してきますが嚢胞はどのようになるのですか。
香村:腎臓は悪くなると萎縮してきます。
嚢胞腎の方は金沢医大の石川先生が研究されていますが
透析を始められると少し小さくなりますが、
暫くするとまた大きくなってきます。
大きくなりかたは個人差があります。
普通の透析患者も嚢胞ができて大きくなる人もいます。
Q:先日肢の手術前検査で胸水・肝嚢胞も見つかりました。
ほんの1,2年で急激に貯水したようです。
PKDで必ず胸水が溜まるものでしょうか。
香村:腎機能の状態がわからないので状況がつかめませんが、
腎不全になって場合によっては溜まることもありますし、
嚢胞腎・嚢胞肝が非常に大きくなって
何か影響があると言うこともありますが、
通常PKDと胸水は関係ないと思います。
Q:Cr2.8でした。健康診断で両側肺尖部肺嚢胞と言われました。
東原: PKD遺伝子の発現について調べた結果では、
肺にもPKD遺伝子が発現していますが、
理由はわかりませんが一般に肺には嚢胞は出来ないと言うのが
臨床的認識になっています。
あなたの肺尖部にできたものは偶然か、私たちが認識していない
PKD遺伝子の変異によるものか、私には判りません。
又肺尖部にブラという肺の組織に空気が溜まって
嚢胞状になったものがあります。
ブラは高齢者ではよく見かけます。あなたに出来たものが、
このブラかどうか、はっきりしませんし、正確にお答えが出来ません。
Q:嚢胞腎に腎臓結石ができ。衝撃波療法というのはいかがでしょうか。
香村:PKDの方には結石は多いといわれています。
症状として出るのは2割ぐらいです。
治療法はPKDでない結石の患者さんと同じような
体外衝撃波だとか内視鏡的な治療だとかができます。
文献的には嚢胞に異常はないようです。
ただ体外衝撃波を腎臓に当てると血尿が出ますので、
結石の近くの嚢胞とかから出血することも考えられます。
一般の方よりひどいことが起こったと言うことは聞いていません
Q:僧坊弁で逆流が起こって血流が高いそうで、
心臓の検査が必要になった時、 
造影剤の腎機能への影響は。
東原:超音波の検査によると、
   PKD患者では、心臓弁に逆流が高い頻度で検出されます。
   とくに僧坊弁の逆流は20%に検出されます。
   しかしながら、現実的にはそれが原因で心不全になるとか、
   弁の置換をしなければいけないとか、
   薬を服用しなければいけないとか、
   ということになることは少ないようです。
心臓の造影剤を使用する検査に関しては、
心筋梗塞(心臓の血管=冠動脈の閉塞や狭窄)があって
造影剤を使うのでしたら必要だと思いますが、
心臓弁の逆流の検査のために造影剤を使用するのであれば、
少し慎重にやったほうが良いと思います。
検査をする必要が無いのではないかと思います。
超音波で逆流の率もわかりますので、
不利益をこうむるかもしれない検査は慎重に
判断していただいたほうが良いと思います。
Q:今流行の低インスリンダイエットはどうでしょうか。
佐藤:インスリンダイエットについて基本的には、
   総合的に食べたらどうなるかの分析はあまり進んでいません。
   また良いといわれている食品にもカロリーがあるわけで、
   例えばスパゲティーが言いとなるといっぱい食べてしまう印象があります。
   テレビなどでもエネルギーに注意するようにコメントがついていますが。
   やはり食べられる摂取量とか、
   総カロリーを念頭に置かなければいけないと思います。
   PKD患者の場合蛋白制限をしたい時に、
   GIHとかいうことを気にしてやるべきかということは
   うちの病院では全く考慮していません。
   内分泌の先生も糖尿の先生もそういったところは
   気にしないで食べたほうが良いとおっしゃいます。
Q:北斗星でカフェインは摂らない方が良いと言っていますがどうでしょうか。
香村:カフェインについては本当のことはわからないと思います。
   ただ動物実験で分泌を促進したり。
   細胞の増殖を刺激したりするのがサイクリックAMPという
   細胞から出る物質でサイクリックAMPが
   カフェイン類で刺激されるとたくさん出るということで
   あまり摂り過ぎないほうが良いのではないかといわれています。
   量的には一日5,6杯飲む人は1、2杯にしたらどうですかという程度
   しか指導していません。
   ホームページのプログレスにカフェインの濃度というのが
載ってますから参考にすると良いと思います
Q:肝嚢胞がありますがお臍が出てきてヘルニアといわれました。
手術を勧められましたが怖くてできません。
これは肝嚢胞からのものですか。又手術をしなければいけませんか。
酒井:実際に肝臓が大きくなっていればそうだと思います。
   臍ヘルニアの手術は大きな病院であればどこでも同じで簡単な手術です。
   十円玉以下なら必要ないと思います。
Q:血圧のアンギオテンシン拮抗薬が腎機能の悪化を
  遅らせるのではないかと勧められました。
東原:5月に腎臓学会がありました。
   今臨床で主流になっている降圧剤は次の三つです。
   ① Ca(カルシウム)拮抗薬
   ② ACE(アンギオテンシン変換酵素)拮抗薬
   ③ A(アンギオテンシン)Ⅱ受容体拮抗薬
   ①と②を比べた結果では、腎機能に対する効果には差がありませんでしたが、
   尿中のアルブミンは①の方が少なかったという報告があります。
  【後ほどのことですが、6年近くかかって行っていた結果がまとまり、
   2003年5月の腎臓学会で発表しました。
   その結果、ARBはCa(カルシウム)拮抗薬と比べて、
   降圧作用以外に腎臓に対する保護作用があることが判りました。
   私としては、カルシウム拮抗薬よりはARB(ブロプレス)を
   使用する方が多発性嚢胞腎の患者さんの腎機能を
   保護するのではないかと考えています】
Q:肝臓に小さい嚢胞がたくさん、
  大きいのが一つあるようですが場所が難しいところなので
  手術はできないといわれましたが。
酒井:CTを見ないと詳しいことは言えませんが
   推察すると肝臓の中に嚢胞があるのではないかと思います。
   嚢胞が肝臓の表面にある場合は開窓術ができますが、
   そうでない場合は穿刺してアルコールなりを
   注入する方法をお薦めします。
   自覚症状がなければほっておいても良い。
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by noblesse_oblige7 | 2008-04-06 16:54 | 嚢胞腎と肝嚢胞 | Comments(0)

肝嚢胞 (2)

肝臓
背骨 胃
脾臓
上左が単純性肝嚢胞、右が多発性肝嚢胞です。
CTの見方は肢のほうから仰向けの体の輪切りで、
写真の手前に肢が伸びていると考えてください。
右の写真で黒い部分が肝嚢胞です。
お腹が出っ張ってほとんどまあるくなってしまいます。
この方は当院で始めて手術された方です。
術前
( P L D )
(腎臓)
出っ張っていたお腹が平らになってます。
術後
嚢胞のところで切っていきますから嚢胞の壁は残り、
嚢胞壁から浸出液がいっぱい出るので腹水が溜まります。
この方は透析になっていたので腎臓もとりました。
腎臓を取ったので胃も拡張されました。
お腹の胴回りも非常に小さくなっています
(嚢胞)
(肝実質)

これは別の方ですが白いところが正常な肝臓です
胆管造影ですが嚢胞の為に曲がりくねっています。
この方の手術所見ですが、開腹時は胃袋が圧迫されていました。
この嚢胞の部分を切り取りまして、胃袋の圧迫が大分取れて
胃が見えるようになってきた所です。
この方の場合は全部は取れなかったんですが
横長になってきてお腹がへこみました。
これだけでも大分呼吸が楽になりますし、
女性の方は服が着れるようになったという事ですごく嬉しいようです。
この方は九州から来られた方ですが、
手術しなくてもいいよと言ったんですが、
嚢胞で胃が圧迫されて食事が摂れないので
どうしてもやってくれということで、
ここの部分を切り取りました。
そうしますと、ここの胃袋が伸び、食べられるようになりました。
(胃)

この方は九州でアルコール注入を受けています。
完璧に無くなる事はないですが、小さくなっています。
下の写真はアルコール注入前、上が注入後です。
造影剤で胆管を見るとやはり細くなっています。
バリウムで胃袋を見ると嚢胞でだいぶ圧迫されています。
腹水が術後一週間に10リットルぐらい溜まりましたので、
デンバーシャントというおなかの腹水を静脈に戻すというルートを作り、
皮下にポンプを埋め込んで、ご自分でポンプを一日に何回か押すと、
静脈に腹水が入るという方法で帰っていただきました。
その後情報をメールでお聞きした所、
最近は何もしなくても腹水が溜まらな
くなったという事で、一度軽いヘルニアになったとの事ですが、
それも術後順調にいって満足して過ごされているという事でした。

この方はこちらが顔の方で、ここを切り取ります。
そうしますと下の方に胃袋が見えてきます。
これで圧迫したのが無くなって食べられるようになっています。
この方も同じように切る事によって胃袋が見えるようになります。
普通の人はお腹を開けるとすぐ胃袋が見えます。
肝嚢胞の方は胃袋がこんな風に見えなくなっている方が多いです。

この方は九州の方で今までで一番驚いた方ですが、
ここに見えているのはおへそのヘルニアなんです。
肝臓が大きくなって、腹水が溜まって、おへその所が切れて、
そこが脱腸になってしまったんですね。
それがどんどん大きくなって、足の所まで達して、
何処の病院へ行っても手術を断られまして、
うちの事を聞きつけて来て下さったんですが、正直言って恐かったです。
ご本人もご家族も必死なんですね。
おへそのヘルニアを一度九州で手術されていましたが、
圧迫が激しくてこれだけ出てきてしまいました。
正直言って、私も見た事が無かったので驚いてしまいました。
CTを覗いてどのように切るかの作戦を立てるのですが、
残すべき肝臓が端にありました(写真左上の白い部分)。
方針としてはこちら側(写真右上部分)を出来るだけ切って、
パタンとこちら側へ倒そうという事になりました。
かなり両側を切りました。これが術後ですが、
ここを切る事によってトータル10kgの肝臓を取りました。
これはお腹を開けた所ですが、手術室のスタッフとか看護婦さんとかが
一瞬フリーズするような感じで、本当にどうしたら良いのかなと
私も考えたのですが、作戦どうりに慎重に行いました。、
これはとったものです。
大きさが30センチのメジャーですからいかに大きいかが分かると思います。
MRアンギオというのを先ほど示したと思いますが、
肝嚢胞で大動脈と下大静脈が圧迫されているかどうかをチェックしたんですが、
下大静脈がここで途切れていまして、心臓の方へ映っていないんですね。
ですからこの人の場合は嚢胞で圧迫が有ったという事が分かります。
この方の場合術後かなり足のむくみが取れました。
技術の進歩という物が非常に大きくなりまして、
以前は胆管系のものを観るのに、
胃カメラを飲んで造影剤を入れていたのですが、
今は静脈に造影剤を入れるだけでDICCTと言いまして
コンピューターが3次元に画像解析してくれまして、全部写してくれます。
寝てるだけでこういうのを
コンピューターが画像解析してくれる様になりました。

これが脳の動脈瘤で、小さい動脈瘤があるようなんです。
必ず術前に脳のMRIアンギオというのを行いまして、
動脈瘤をチェックしております。
この方(写真省略)は前回も発表した方なんですが、
2例目の方で、別の多発性嚢胞腎の会の創始者自身です。
女子医大の方でちょうど手術から1年後ぐらいで亡くなられたのですが、、
自ら進んでやってくださいと言って、ほんとにこの方もお若かったのですが、
透析されてまして、腎臓がこういう状況で、肝臓もこういう状況で、
あと肝臓に嚢胞感染も起こっていました。
手術して、あと腎臓も取って、こちらの大きい方の腎臓を取っています。
ところが、元々感染を起こしていたものですから、
術後なかなか熱が取れなくて、
2ヶ月半ぐらい入院して退院して頂いたんですが、
腹水がなかなか取れないと云う状況で、
頑張っておりましたが透析の最中に急に様態が悪化して、
お亡くなりになりました。
この方も、下大静脈が閉塞してしまっており、
循環自体も悪くなってしまっておりました。
ほんとに悩んだ症例だったのですが、
なんとかこの下大静脈を手術してあげたいと考えたのですけど、
手術で多少は良くなったと思うのですが、完璧にはいかなかったです。
ほんとにおなか大きくていらして、
腎臓が内臓を押し上げてしまいまして、
肝臓がそれほどでもなく見えるのですが、
かなり大きく、肋骨の裏で大きくなっていました。
こっちが腎臓です。腎臓はほんとに30センチありまして、
肝臓、あちこち取りました。この部分が感染していた嚢胞の部分です。
これは又別の方で、この方も前回の講演の時もお見せした方で、
60歳台で、クレアチニンが4ぐらいの方でした。
もともと腹水もありまして、群馬県の方から来られたんですが、
まあ今から考えると手術、このころまだ経験が無かったんですが、
まあどっちも苦しい、この状態も確かに苦しい、
61歳ぐらいの方だったんですが、
おなかの水がタボンタボンで、
どっちが好いのかと言うのはなかなか難しいのですが、
手術でこんなにおなかがぺちゃんこになりましたが、
術後胆管炎ということになりました。
かなり激しい手術ではあります。
術後の閉塞性黄疸、胆管炎を何とか治療して良くしようということで、
内視鏡のチューブを鼻から入れて、総胆管に入れましたが、
もう胆管がくねくねに曲がって、あちこちで炎症を起こしてしまっていました。
それにプラス、腎臓の方が機能が悪化しまして、
最終的には敗血症と云うことでお亡くなりになりました。
手術すると腹水というのは必ず起こります。殆どは利尿剤
術後腹水対策で対処してゆきます。
それでも駄目な場合は、腹腔尖刺と
いうことで、先程九州から来た一番大きな人で、
一回に10リッター抜かなくてはいけない。一回に10キロ痩せてしまう訳です。
それでも駄目な人は、先程言った腹腔静脈シャント、
デンバーシャントと言うけれど、
やはり世界中を見ますと作ってる人が居るんですね。
これが医療用品になっています。
・腹腔穿刺
・利尿剤
・腹腔穿刺
・腹腔静脈シャント(デンバーシャント)

これが今年までの手術の症例を全部纏めたものです。
今まで入院した患者さん全部出したんですが、
この72歳の男性は、この方は、あまりにも肝機能も悪く、
肝硬変の状態でしたので、手術しませんでした。
それで数年後に、送って頂いた大学病院の方で亡くなったと報告を頂きました。
後は、殆ど手術したんですが、この中には尖刺吸引だけという方もいますし、
エタノール注入という方も居ますし、
腹腔鏡下開窓術という窓を開けただけという方もおります。
去年、これは単純性嚢胞の方です。
後は皆さん何らかの肝臓の切除を行ってまして、
この亡くなった方というのは、この手術に依って入院中に退院できなかった方
一人だけで、あと皆さん軽快退院しております。
最近はずっと、今年はもう2例、去年は結構ありまして、
5−6例と言う状態です。
総入院数22例ですけど、実際の多発性肝嚢胞の手術症例は18例。
手術症例の平均年齢は49歳です。
ですから、やはり先程最初に見せた手術のリスク4.7%というのは、
確かに当たっているのかなという気はします。只これを除くと、
手術死という事から言うと0%といえるのですが、
1ヶ月以内ということで、
私としてはやはり適用というのをちゃんと考えて
行かなければいけないかなと考えています。以上です。
【講演後の現状−この半年で、手術例が2例なくなっており、
やはり躊躇する手術です。今年の6月から
虎ノ門病院で行われているような塞栓術を肝のう胞に対して
当院でもはじめました。現在2例を行っており、今後の発展が期待できると考えます。
2003年7月】
日本赤字社医療センター
所在地
渋谷区広尾4-1-22
電 話
03−3400−1311
アクセス
JR渋谷東口 学 バス 日赤医療センター行(約15分)終点下車

Q&A
Q:40歳過ぎでADPKDで肝嚢胞ですが、
体液を吸収するために腹膜で腹水を吸収するという方法は有効ですか。
酒井:腹膜で吸収するということは先ほど言いました通り
   最初は腹水が溜まるのですが、どうして溜まらなくなるかと言いますと
   腹膜が働き出したからだということだと思います。
Q:腹膜が本来の機能を果たすようにする方法はあるのですか
酒井:やり方というのは私はあまりよく存じ上げませんが
   利尿剤を使ってやるくらい。  
   他にはシャント術とか、特にそれを流す方法があれば
   教えていただきたいぐらいですが。
Q:私の場合嚢胞は大きいものですから、アルコールを入れると
  大変だということで吸引だけで終わろうかと主治医に言われました。
  でもすぐに又溜まると思われますがどのくらいで溜まりますか。
酒井:溜まりますよね。あの吸引だけだと2ヶ月ぐらいで戻ってしまう。
   早い人だと2週間から1ヶ月位で。
   私自身は外科ですから、
   あさって手術を予定している方もそうですが、
   腹腔鏡下で本当にこの位切り取れば一応ペチャンコのままで
   済みますのでそれをお薦めします。
   本当に簡単な手術です。胆石より簡単なくらいです。
Q:かかりつけの病院が今までそういう手術例があまりないので
  まず水を抜いてからにしようという考えです。
酒井:胆石はうちの病院でも年間150例以上あり、
   研修医の手術になっていますが、
   肝嚢胞の手術自体本当に少なく、
   外科医の中でも一生に一回もやらない人の方がはるかに多いと思います。
   そういう意味でやはり一回もやったことのない手術というのは
   不安になるのは当然ですね。
   やり慣れてしまうと一個だけ開窓するというのが
   こんなに簡単ということはわかっていますから。
Q:病院にデータがないと言われましたので。
  お話しを伺いたいと九州からきました。
  毎日の生活が息苦しいのですが
  70歳ですので病院も躊躇されるようです。
酒井:その手術でしたら70歳でも全く問題ないと思います。
Q:初期の症例と比べて今の方が大胆に切除するようになってきていますか。
酒井:取方自体も手技的に症例が増えると違います。
   外科というのは頭だけではなく慣れというのも
   非常に重要で手技的にはかなり進歩しています。
   ただ基本的にはガンの手術ではないので
   危険はできる限り避けたいということで、
   目的は何かということが問題なのです。
   この手術はやはり患者さんの訴えをとることが
   全てですからそんな究極は目指しません。
Q:究極的な切除をしないで、将来的に嚢胞が又大きくなた時点で
  透析になっていると困りますが。
酒井:それは一応対応できるぐらいにやります。
   その為にどこまでとるか検討してただ実質ギリギリと言うことでは
   危険をおかしている。
   この手術自身は危険なものですが。
   そういう意味では究極を目指しているつもりです。
Q:大きな孤立性の嚢胞の開窓術では腹水が溜まりますか。
酒井:数少ない経験では効率性に合った場合開けても全く
   腹水はたまりませんでした。 
   1週間以内で退院されてしまいました。
Q:患者本人が希望すると言うことが大前提だと思うのですが、
  先生が手術をしたほうが良いと判断する基準はどんなことでしょうか。
酒井:訴えが呼吸困難とか美容的なもの。
   実を言いますと手術した人は全例女性なのです。
   食事が摂れない方。皆さん訴えがあるので、
   患者さんが納得すればやりましょうと。
   こちらから積極的には勧めないのですが。
Q:血液検査などの数値はあまり関係ないですか。
酒井:腎機能が中途半端に悪い方、肝硬変のある方は適応外です。
Q:私今クレアチニン4前後ですが可能ですか。
酒井:ちょっと躊躇します。クレアチニン2位だといいんですけど。
Q:手術後残っている嚢胞が大きくなるとか、
  新しい嚢胞が発生するということはありませんか。
酒井:一番古い方で平成7年に手術した方ですが、
   一時期(4〜5年)ワーと大きくなるがその後は大きくならないようです。
   なぜだかわかりませんが。
   この方もいまだにスマートなままですので
   それから類推するしかないですが、
   他の方も一年に一度CTを撮らせていただいてますが
   特に大きくなってきたということはありません。
Q:梗塞などで血液をサラサラにするお薬をのんでいる人は
  手術を受けるのは危険でしょうか。
酒井:そういう方でも手術を受けられています。
   脳梗塞後の方とか心筋梗塞後の方とか皆さん飲まれていますが
   一週間だけ切っていただければだいたい戻ります。ご心配要りません。
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by noblesse_oblige7 | 2008-04-06 16:48 | 嚢胞腎と肝嚢胞 | Comments(2)

肝嚢胞の詳細 (1)

来る4月10日で、透析17年目を迎えます。
嚢胞腎が原疾患で、平成4年11月17日に両腎摘出して、
腎臓には憂いがなくなったものの、肝臓には多くの嚢胞が
できていて、現在も増殖ちうで、しばしば感染を起こす。
これが悩みの種の1つ。
しかし、肝嚢胞についての詳細を全然見つけることが出来なかった。
PKDの会と、PKDFCJ(多発性嚢胞腎財団日本支部)の
2つの会があることは識ってはいたけれど、
私には既に腎臓がないのだし、肝嚢胞の情報はないのだろうと
入会はしてなかった。
嚢胞腎と肝嚢胞のことに精通しているドクタ−が少ないので、
入会はやはりしておくべきだった。
医学情報としてはいささか古い情報であるけれど
私には貴重なものであるから、
コピペさせてもらった。
大変な長文で、修正も必要で、編集をしなければならない。
一般的な疾患ではないから、私だけのものとして
保存しておきたいのです。

いつか私も肝嚢胞の開窓手術してもらいたい。


♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡PKDの会の会報誌北斗星からのコピペ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡


講演会
平成14年6月23日北里大学病院にて
講師:日本赤十字社医療センター
消化器外科副部長 酒井敬介先生
今日はお招きありがとうございます。
平成7年から日赤医療センターで多発性肝嚢胞の手術を
始めて現在で18例やっており、外科的にどのようなものが
あってどのように良くなっているかということを
我々の症例を提示しながら説明していきます。

肝 嚢 胞

単純性肝嚢胞−通常無症状で治療する必要が全くない
普通は多くて4個ぐらい

多発性肝嚢胞
Polycystic Liver disease(PLD)—頻度 全解剖例の0.13—0.6

多発性肝嚢胞
・透析患者
・先天性嚢胞腎患者
・先天性嚢胞に伴うもの
・20代では稀
・その他
・30代−−20%
手術が必要になるのは先天性嚢胞腎患者さんに限られる
・70代−−75%
人工透析患者の60−70%
原因 不明、胆管上皮より由来しているらしい
多発性肝嚢胞に伴う症状
PLDに伴う臨床症状は腹囲の増大、腹部膨満感、呼吸ができない、
足元が見えなくなるため運動制限、女性の場合は子宮が足のほうに
圧迫され子宮脱、下腿浮腫(足のむくみ)、門脈圧の亢進により
痔が大きくなり出血、ヘルニア、そして美容上の問題などです。
・臨床症状
・合併症
・腹囲の増大
・嚢胞感染、発熱
・腹部膨満
・嚢胞穿孔、出血
・早期の満腹感
・食道静脈瘤、肝硬変
・呼吸困難
・閉塞性黄疸
・運動制限
・敗血症
としてどれが一番多いとはいえませんが、
頻度的には低いのですがみんなありえます。
食道静脈瘤・肝硬変はお年をとられてから起きます。
閉塞性黄疸も若いうちは起きません。
嚢胞感染による敗血症。
下大静脈を圧迫すると下腿浮腫などがおきます。
合併症
・子宮脱
・下大静脈圧迫
・下腿浮腫
・内痔核
・ヘルニア
・美容上の問題

診断と検査
診断は非常に簡単で腹部超音波、腹部CTでほとんど診断がつきます。
感染の場合はガリウムシンチ、MRIは嚢胞内の出血に役に立ちます。
MRAは下大静脈の圧迫に役立ちます。
MRCPはMRIを用いた胆管・すい管の解剖がわかる検査ですが
胆道系の精査に役に立ちます。
嚢胞によって肝臓の中の胆管がくねくね曲がってしまい
細いところができ胆肝炎ができて、
場合によっては黄疸という方に必要になる検査です。
血液検査による肝機能の評価はあまり診断には役に立ちません。
PLDをお持ちの方でもほとんどの方は肝機能は正常です。
・腹部超音波
・腹部CT
・ガリウムシンチ−−感染嚢胞の特定
・MRI−−嚢胞内出血の診断
・MRアンギオ−−下大静脈圧迫
・MRCP−−胆道系の精査
・血液検査による肝機能評価

多発性肝嚢胞に対する治療法
PLDに対する治療方法としては、単純性肝嚢胞に対しては
穿刺吸引+アルコール注入が一般的です。
アルコールとは純エタノールを外皮より針を刺して
嚢胞の中に注入してゴロゴロ患者さんに転がってもらい
アルコールによって嚢胞の壁の細胞を壊してしまいます。
それによって分泌を抑えてしまう。これはある程度有効です。
それと全く同じ理論でミノマイシンという抗生物質を
注入することによって細胞を壊す方法もありまをす。
アルコール注入はアルコールの飲めない人は
酔ってしまいますのでミノマイシン注入の方が向いています。
手術では単純性の大きい肝嚢胞には、肝嚢胞開窓術が一般的です。
嚢胞に穴をあけるだけの非常に簡単な手術です。
開窓術にはお腹を開ける開腹法と、
お腹に小さな穴を開けて内視鏡で映しながら行う腹腔鏡下があります。
当病院で手術を始めてから、肝嚢胞ということで来院する方が増えました。

・穿刺吸引+アルコール注入
・穿刺+抗生物質注入(ミノマイシン)
・手術

肝嚢胞開窓術

・開腹法
・腹腔鏡下

肝部分切除+開窓術(1984年から)

肝・腎移植

・肝動脈塞栓術−−虎ノ門病院内科乳原先生

肝部分切除+開窓術はおそらく日本で当院が一番多いと思うのですが、
イギリスで1984年に始まりました。
かなり激しい手術です。大きい肝臓を削り取ってしまうのですから。
いわゆるガンの手術というのは、葉形的に肝右葉切除、肝左葉切除、
全区域切除という解剖に沿った手術をするのですが、
この場合は解剖にとらわれず、
患者さんの訴えを取るためにどこを削ればいいかを
考えて大きく削る手術です。
当院では今までに今年2例を加えて18例行われてきました。
アメリカなどで行われうる肝臓と腎臓の移植で、これは究極の選択です。
これは一番新しい治療法だと思いますが、
虎ノ門病院腎臓内科の乳原先生が腎臓の大きい方に対して
動脈塞栓術(TAEと略す)を始められて良い成績を上げられています。
今までに透析患者さんに対して100例以上行っているようです。
それを肝臓にも応用して始められたようです。
ただ肝臓の場合は肝臓自身の全ての血管を詰めてしまいますと
肝臓が働かなくなってしまいます。
ですからむやみやたらにできることではなく
まだ将来的にどうなるかわかりません。
これでできれば手術がいらなくなるということでは
十分期待できることです。


今日は手術のことをメインにお話しさせていただきます。
手術適応と
いうとPLDそのものはガンと違って良性疾患です。
普通の先生は「どうして手術するのか、
放っておいても死なないよ」と言われてうちの病院へ来る方が
多いのですがそれは良性疾患だからです。
生きていく上ではそれほど影響しません。
絶対適応はありませんが相対適応として
過去の経験からあげることは、
○臨床症状があること
○患者さんがインフォームドコンセントで危険性を認識した上で望むこと
○腎臓、肝臓、肺の機能が正常であること−術後の管理において非常に重要
・肝機能が悪いと傷の直りが悪い
・腎機能が中途半端に悪いと
透析を行わなければならない場合がある。
CR6ぐらいで透析をされていない方は
手術によって確実に悪くなってしまうので透析導入後に行う
・年齢は60歳以下を一応目安(肉体年齢は個人差がある)
○11mm以上の脳動脈瘤のない人(破裂の危険性があるため)

手術の危険性
手術の危険性ですが文献的には手術死亡率は4.3%です。
消化器外科医にとっては非常に高い値です。
・手術死亡率−−4.3%
手術死亡率
・ 当院では60歳台の方が術後胆管炎の為、
手術1ヵ月半にてお亡くなりになりました
手術死亡率の定義は術後30日以内の手術が原因による死亡ということです。
4.3%というと20数人に1人、かなり高い値です。
外科医は手を出すのを恐れてしまいます。
・手術に伴う合併症
・ 出血
・ 腹水
・ 胆汁漏れ
合併症では、腹水は一時的なもので2ヶ月から半年で無くなります。
・ 腹腔内膿傷 ・ 胸水
・ 胆管炎
・ 下腿浮腫
最初の一年をクリアーすると皆さんやって良かったとおっしゃって下さいます。
普通の服が着られると喜んで外来にいらっしゃる方がいて
嬉しい思いをしています。
穿刺吸引アルコール・ミノマイシン注入とは、
白い線が皮膚で皮膚の上からシリンジで嚢胞にさして抜いて、
同じ針で(実際は柔らかいチューブで)アルコールなりミノマイシンを
入れて終わりで非常に簡単です。
(肝臓)
開窓術
は嚢胞に大きな窓を開けて壁を一部刳り抜いてしまう方法です。
肝切除
は一番激しい手術です。患者さんによって嚢胞の
ある場所がさまざまです。嚢胞の部分を用いて肝臓を取る。
肝実質は肝機能を落とさないために切り取りません。
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by noblesse_oblige7 | 2008-04-06 16:25 | 嚢胞腎と肝嚢胞 | Comments(4)