多発性嚢胞腎が原疾患で透析に入って25年です。

by マーゴ

人工血管延長手術後、1週間経過。

日帰り手術を希望して、
手術所要時間: 1時間30分の予定でしたが、1時間で終了。
前回(1998/10/29)ループの人工血管挿入して、
吻合部狭窄で、10年余りの内に21回のPTAを繰り替えしていた。
5年ほど前から、ステント入れようか?人工血管延長手術するかで、
逡巡に次ぐ逡巡。
2009/2/17にやっと人工血管延長手術に漕ぎ着けた。
前回は、2週間で退院の予定が、
手術後に右腕が腫れに腫れて、
恐らく1ヶ月ほど入院していた記憶がある。
それでも、腫れは引かず、3ヶ月余り腫れていて、
痛いために動かさなかったから、腕は上がらず、
稼動範囲は狭くなって、長期に渡ってリハビリ(自分のやり方で)したような。
いつまでも、人工血管に穿刺をしない訳にもゆかず、
1999/1/4からだったと思うけれど、
レギュラーで人工血管に穿刺を始めた。
腕の肘が伸びなくて、腕枕などいろいろ工夫して
穿刺してもらっていた。
通常に戻るまで、どのくらいの期間がかかったのか?
忘れた。

そんな記憶が残っていたから、人工血管→腕が腫れる→痛いの連鎖反応で
なかなか決断できないでいたのだ。

平中診療所、改め、天満中村診療所の中村院長に
故平中先生が挿入したループの人工血管の静脈吻合部に
新しい人工血管を繋いで貰う手術。

前回のグラフト: 4—6mm PTFE
製品名 Venatlo
メーカー名 IMPRA
別に人工血管のPRしているつもりはないが、
平中先生が制作した「人工血管内シャント管理手帳」に書いてある。
今回も、同じメーカーのものを使用した。ゴアテックスだ。
当然、10年も前と同一ではないだろう。
何度か改良されてきたものだろう。
まず、電気メスを使うと言われて、足にゲル状のものを巻かれ、
前回そんなもの巻かれたかなぁ?
気もそぞろ。恐怖の塊と化していく。
麻酔の注射が腕にチクチクと10本ぐらい刺された気がする。
何本か同時に刺されていたような。
痛くて、痛くて。
中村ドクターの口癖で「堪忍やでー」を連発するけど、
堪忍してやらんとも言えないし。。。。。。
人工血管は癒着して、本人の物に同化していくらしいのだが、
私の旧い人工血管は、癒着せずツルツルピカピカなのだと。
血液が流れているのが、透けて見えるのだと。
もちろん、静脈側の先端だから、
穿刺などしたことのない部位だったからだろう。
中村先生は、組織が綺麗だとかベンチャラを言いながら
手術を進めていたけれど、
私はそんなどころではない。

布ではない、大きな殺菌ペーパーを顔の脇に支柱を立てて、私は
覆われていた。ちょっと顔を動かせば、壁の時計は見えるけれど、
敢てみない。
いつのまにか、全身が力んでいる。
力を抜かなきゃぁ。
力を抜くのはスムーズにできるけれど
いつのまにか、無駄な力が。
なんども力を抜くを繰り替えす。

10cmの新しい人工血管を取ってとドクター。
えっ!10cmのを挿れるの?
そのままつかわないよ。切るんや。
どれくらいに切ったのか、知らない。
何しているのか?
たまに、神経に触れるからか、痛みが走る。
これは、かなわんねん。
センセ、念入りに縫ってるねぇ。
細うに縫ってると、ドクター。
狭窄部の静脈を切って人工血管で繋ぐのかと思っていたら、
旧い人工血管を新しい人工血管とつないで、
狭窄部は血が流れないよう処理して、跨いで
新しい人工血管を静脈につなぐのだそうだ。

皮膚表面を縫わない手術をしてほしいと、
切望していたのだけれど、
手術が皮膚表面に近いから、皮膚表面を縫った方が綺麗になると、
2ケ所皮膚を縫った。

終わったよと、声をかけられても、
もうぐったり。
気を取り直して、手術台から降りて
着替える前に血管エコーをしてもらった。

手術前 狭窄部 2.1m/m(前回08/12/22・PTA前1.8m/m後2m/m)
    血流 643
手術後 血流 735

手術ちう、中村ドクターは血流ドクドク流れていると
言ってた割には、大したことないやんか?
1500も流れても困るけれど。
血管を持ち上げたりしているから、
急には血流が増えることはないと、看護婦さんに慰められて
帰途についた。
まだ、痛みは出てない。
でも、気疲れしているよう。

1時からの手術で、お昼抜いていたから、
とりあえず、近場でカキフライ定食の食事をした。
天満中村診療所の隣にあった処方箋薬局がなくなっているから、
痛み止めの座薬ボルタレン(子供用)と抗生物質を処方してもらって
帰り道のどこかで、薬貰ってと言われたけれど、
心当たりがない。
天神橋商店街までいけばなんとかなるかと、北に向いて歩きはじめた。
久しく天神橋商店街に行ってないので、
どんな変貌振りか見てみたい気持があった。
少し歩くと、天満宮。
右折して、天満宮に寄った。
時は、梅。天神様だから、梅。大盆梅の展示会していた。
入場料500円。これはスルー。
いろいろな神様が勧請されている。
手術の後だけに、あちこちの神様に手を合わせて歩いた。
肝腎の天神様は、学問の神様だから、合格祈願の絵馬がいっぱい。
おみくじも引いてみた。
なんと第一番大吉。
ほんまかいなと呟いたら、巫女さんがニヤリ。
なんだか、意味深な笑いやで。

前方に天神橋商店街の看板が見えていたけれど、
もう歩くの疲れた。
東西線の2番出入口まで引き返して、
地下鉄に乗って梅田へ。
大阪駅から新大阪駅に出て、新幹線で岡山へ。
姫路を過ぎた辺りから、肘の上部、
腕が曲がる親指側の辺りが痛くなってきた。
触ると、腫れている。
アァ、ヤッパリ。。。。

家につく頃には、手術周辺が猛烈痛くなる。
ボルタレン貰ってないやん。
同居人に、おみくじが、第一番大吉やと、
報告すると、あのおたんこなすは、
全部、一番しかはいってないんやと。
良かったね、ぐらい言えんのかと、私。
世の中は、そんなもんやと、教えてやってんのやだと。
そう言えば、受験シーズンやし
もしかしたら、一番だけ?
あの巫女さんの笑みも怪しかったわ。
ついでながら、第一番大吉
「雲の晴たるごとし」
高い峰に立ち、澄み渡る空に朝日を迎えるように、
心清々しい、しかし、油断は禁物。
と、あった。やっぱり、怪しい。信じるものは救われる?


痛み止め無しで、床についたけれど、
10分ごとに眠っては醒めの繰り替えし。
翌日には、難波先生に診察してもらってねと、
中村ドクターに言われていたから、
夕方頃、のそのそと起きて、同居人にクルマにのせてもらって
なんば内科クリニックで受診。
綺麗に縫ってあるわと、ウチの院長。
まだ、手術跡を直視できない。
やっと、ボルタレン貰って帰途につく。
睡眠導入剤レンドルミンも貰って、18日の夜はしっかり眠った。
17(火)・18(水)と透析お休みして、
19(木)から、通常の透析。
痛くてもなんでも、逃げられない。

21(土)には、手術後初めて入浴した。
透析の針の部分は、サランラップでぐるぐる巻いて、
手術跡にはクリニックで支給してもらった
ウオータプルーフのシール(マルチフィックス・パッド)を貼って
さらに、ゴミブクロかぶって、頭だけ出して、
首のところでテープを巻いて
物々しくガードして、お湯に浸かっただけ。
お風呂に入って、腕をあたためるのが、気持良くて
痛みが少なくなってくるような気がして
22(日)は、手術跡だけ興和の新プロテクターフィルムを
ガーゼで傷跡を保護(初めて、傷跡を直視した)した上に貼って、
普通に入浴した。

シャワーを腕にかけると、気持いい。
徐々に傷部分は痛くなくなってきた。
腫れは、2の腕から、1の腕(そんなのある?)にずれてきた。
23(月)の透析後半では、傷の人工血管と静脈を繋いだ部分が
猛烈痛くて、痛くて。
24(火)も、月と同じように痛むのかと、憂鬱でたまらなかったけれど、
幸いにして痛みがなかった。

そして本日。
1の腕の小指側の一帯が痺れているのだが、
腕を下方向に伸ばすと、猛烈な痛みが走るようになった。
歩いても、さほど響かなくなってきているのだけれど。
ループの人工血管を入れたときほど、
腫れなかった。
現在はほぼ腫れは引いている。よかった。
本当に良かった。

あとは1週間後の抜糸と、痺れがいつ鎮まって、
血流がどのくらいになるのかだ。
そして、手術した、静脈の吻合部が再び狭窄していないことを祈るのみ。
次回の天満中村診療所の診察日は5/18。

手術前は、QB350・340辺りまで上げていた。
静脈圧が200を超え250辺りまで上昇していた。
手術後はQB320に落としている。
静脈圧はmax150で徐々に下がってきている。
明日からQB10ずつ上げて行く予定にしている。
針がカニューラ16Gなので、max350だな。
4日透析しているのだから、そんくらいでいいんじゃない。

もっと血流あげろと、しつこく言われているけれど。。。。
血流上げてくれない施設の人には申し訳ない、言い分ですが。
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by noblesse_oblige7 | 2009-02-25 14:29 | 人工血管 | Comments(10)
Commented by まりん at 2009-02-25 23:24 x
痛みと痺れをかかえての1週間、お疲れ様でした。
・・って、まだまだ心配はつきないかもしれませんが、通常透析に戻られて、まずはよかったですね。
縫ったあとがきれいになくなりますように!
Commented by kusakari at 2009-02-25 23:38 x
そのような手術を外来で行う腕に脱帽。

数ヶ月前、腕ではどうにもならないと判断して、近医の血管外科に(あれこれ指図して)、大腿部に内シャントを作って貰いました。
自分でもできるんだけど、患者の意向を汲んで、そういう運びになりました。 まあ、きれいに流れています。穿刺もたやすい。

表在化した動脈で脱血して、シャント静脈に辺血しています。
Commented by ヌーボー at 2009-02-26 00:08 x
やっぱり、女は、強いな、
ぼくだったら、近所のホテルで、一晩様子みていると思います。怖くて、怖くて

Commented by akizy at 2009-02-26 15:49 x
 シャントトラブルの全く無い小生にとっては、この度の話がもし自分に襲いかかってきたらと思うと、気の弱い小生はきっと逃げ出すでしょうね。

 淑女の強さに驚嘆です。
Commented by マーゴ at 2009-02-26 17:47 x
>まりんさん
お気遣い、ありがとう。
通常透析に戻らな、しゃぁないもんね。
職場復帰の調子はいかが?
トレーニングジムに通っていたのが、
スムーズ復帰に繋がっていない?
4日透析・6時間透析の体験は、しばらくお預けですね。
Commented by マーゴ at 2009-02-26 18:09 x
>Doc.kusakari
>>そのような手術を外来で行う腕に脱帽。
そうなんですか?

日帰り手術してあげると言われていたので、
ホイホイ帰ったのですが。
小児心臓外科を手掛けていたドクターですから、
手術の手際と言うか、何につけても、素早いのは
特筆すべきことと、思ってました。

問題を抱えているシャントでは、透析者本人だけでなく
周辺に控えているドクター&スタッフともに
透析が無事開始できるかどうか課題が多いですね。

いつの時代か、穿刺しなくて
透析できるようになれば、どれほど嬉しいかと、思います。

腕ではどうにもならなかった方は
永年シャントで、ご苦労されたのでしょうね。
穿刺は、Doc.kusakari専属でされているのでしょうか?

Commented by マーゴ at 2009-02-26 18:13 x
>ヌーボーさん
>>やっぱり、女は、強いな、
そんなゆとりのある話ではござんせんが。
必死のパッチ状態ですわ。
ただ、無知なだけと言う意見もございますが。
Commented by マーゴ at 2009-02-26 18:17 x
>akizy-san
>>気の弱い小生はきっと逃げ出すでしょうね。
逃げるところなんか、どこにもおへん。

こんなん、強いと言うのかしら?
Commented at 2016-12-04 10:35 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by noblesse_oblige7 at 2016-12-14 18:06
>ちゃこさん
お返事が遅くなり申し訳ありません。
人工血管挿入されたのですね。
私の場合は、自己血管は早々に使えなくなって、
早くに人工血管になってしまいましたが、PTAという血管を膨らます
技法ができたお陰で、人工血管が長持ちしています。
人工血管の寿命は3年て言われてたのですよ。
私の人工血管は右手に挿入されていますが
最初の頃は、家で眠る時、心臓がばくばくしているのが
聞こえてきていました。
しばらくしたら、聞こえなくなっていました。
日中、起きている時には聞こえなかったのですがね。
おそらく血流が増えているのではないかと想像しています。
どこで手術をされたのか存じませんが、
透析施設と手術した施設とは違うのですか?
私の想像では、しばらくしたら落ち着くのではないかと思うのですが
心配なら、手術した施設に電話して相談されたらいかがでしょう?